最近は晴れ間が広がる快晴の日もありますが、

時折大雨が降ることもあり、難しい天気が続きますね。

さて、皆さんは2024年4月1日から相続登記の義務化が始まるのをご存知ですか？

相続登記とは、土地や建物の所有者が亡くなった場合に、その土地や建物の名義を

亡くなった方から遺産を引き継いだ方（相続人）へ変更する手続きのことです。

相続登記が義務化された背景には、

「土地の所有者不明問題」があります。

登記義務がないため、すぐに相続登記をしないケースが多く、

長い月日を経て土地の所有者がわからなくなるという問題が発生。

2016年時点で、所有者不明土地面積は約410万haあり、九州の土地面積以上に存在することが分かりました。

これを解決するため、義務化について議論が進み、2021年4月21日の参議院本会議で成立しました。

現在は義務ではなく、〇年以内に手続きしなければならないといった決まりはありませんが、

2024年4月1日以降、親などから相続した財産の中に不動産が含まれている場合、

「相続の開始及び所有権を取得したことを知った日から3年以内」に

名義変更登記をしなければなりません！

正当な理由なく3年以内に登記申請しないと10万円以下の過料の対象となります。

また、相続登記義務化が始まると、法改正後の相続だけでなく、

法改正以前から相続登記をしていない不動産にも義務が発生します。

法改正以前から相続登記をしていない不動産は、

原則、法の施行日から3年以内に相続登記をしなければなりません。

（施行日より後に相続による不動産取得していたことを知った場合は、

　「知った日から3年以内」に登記で構いません）

相続登記をきちんと行わないと、不動産を売却できなくなったり、不動産活用が難しくなったりします。

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